後輩とか知り合いが就活の準備やってて、いろいろ話聞いてて思うところがあったので書いてみる。
最近って6月から就活とかになってんだね。
www.nikkei.com
自分はリーマンショック直後だったけど12月くらいからセミナーとか行って、1月くらいから受け始めて4月中盤に内々定もらう感じのスケジュールでした。
というわけで個人的見解とかを1社会人として書いてみる。
どうあるべきかという話ではなく、実際どうなっててどう思うってことを淡々と書いてみる。
ふーんくらいに読んでもらえると幸いです。
学歴フィルターとは
wikiによると
就職活動において入社を希望する者を採用か不採用か決める場合に、一定レベル以上の大学に在籍しているかという基準で決めるという事である。
まぁ大学ごとに何らかの評価基準(※)を設けて、エントリー時点等早い段階で後の採用試験を受けさせるかって話。
※一般的には偏差値。
会社によってはそれ+過去採用した人材が活躍してるかとか、
大学の教育プログラムの高さ(定量的に見る場合留年率。カリキュラムの厳しさが出るので)とか見てたりする。
学歴フィルターってあるの?
あります。
但しそれなりの規模の会社もしくは、
明確に「優秀な人材」の定義が存在している会社に限られると思う。
はなからエントリー数少ない会社とか、事務などのルーチンワークメインの職種だとない可能性のほうが高い。
理由?
エントリー数自体少ない会社だととにかく人入れないと仕事回らないし、
ルーチンワークもそりゃ最低限頭は使うでしょうが学歴だけで落とす程のもんじゃないから。
学歴フィルター採用のメリット
以下だと思ってます。
- 「優秀な人材」の獲得のためのコスト削減
企業の採用活動は当然ながらコストがかかります。
そして企業の採用活動の目的は、「優秀な人材を獲得すること」です。
優秀の定義は会社によって違うけど一般的なホワイトカラーであれば、「頭がいい」というのは1つの要素に入ってるはず。
その頭がいいって部分を学歴等含む会社基準で判断してるわけですね。
じゃあ良い学歴=頭がいい
という等式が成り立つか。
ここは0か1かという回答は難しいけど「成り立つ可能性が高い」と思う。
少なくとも学校の勉強というペーパーテストの世界ではそれなりの成績を残してきたのであれば、
- 記憶力
- 論理的思考能力
等は高いと思われるので。
なので一旦学歴フィルターで頭がいいかどうかってのをふるいにかけた上で、
残った人に確認の意味でSPI等の試験を受けさせて、
さらに残った人に面接等の人物評価を行い、
- この人言われたこと(勉強)以外のことってしてるのかな
- 人と一緒に仕事ができるのかな
等を確認し、採用するかどうか判断するという
一般的な採用活動のプロセスは限られたコストで採用活動を行っている会社の行動としては極めて合理的だと思います。
じゃあデメリット。
学歴フィルターのデメリット
以下だと思ってます。
- 本当に優秀な学生を取りこぼす
あくまでも頭がいいってのは優秀かどうかを図る1つの要素でしかないので、
学歴フィルターでふるいにかけた人材の中に、本当に優秀な人材が混じってる可能性があります。
おわりに
まー1社会人の考えでしかないですが。
本当は全員試験受けてもらって会って判断できればベストだと思うんですが、
そこそこの規模の会社だと
- 毎年エントリーする学生は万単位でいる
- そんな中で人事等採用担当は数か月間で優秀な学生を〇〇人採用する必要がある
- 当然全員に会う時間なんかない
っていう状況は容易に想像つくとは思います。なのでやっぱりフィルター使っちゃう。
だから、学歴はあるに越したことはないというのが個人的見解。
国公立か早慶理科大レベルなら学歴フィルターで困らないんじゃないかな。
もし困るのならそこそこ名のある大学院の院試でも受けて研究とか頑張れば回避しやすくなると思う。
または、過去就職実績のある会社の中で比較的いいとこ選ぶのが良いと思います。