Take it easy.

えすあいあー



死別後5ヵ月が経っての心境

嫁さんが亡くなってほぼ5か月が過ぎた。


自分の心の余裕が無くてぜんっぜん文章を書く気にならなかったけど、現在の心境を一旦残そうと思う。

色々なことがあった。

寝れない

時期的に1か月~2か月後くらい。

寝れなくなった。急に。

この頃妻が亡くなったこと以上に、

  • 病気に気付かなかったお前が悪い
  • 一生許さない
  • 謝れ謝れ
  • 皆に言ってやる

とか言ってくる人がいて、
当時はいろんな意味で何も言えず、大体病気の原因も分かってないのにどうすればよかったんだ?
と答えの無い悩み、後悔が1日中頭の中を駆け巡っているような状態だった。
寝てない状況でそういうこと考えていてもロクなことにならず、負のスパイラルに陥りつつあった。
だから病院とかお酒の力を借りた。


つーか今も普通には寝られていない。お薬とか酒の力を借りて何時間かだけ寝られたり、
すごく疲れ果てている時だけ寝られたり、マシにはなってきたのかもしれないと思うようになったけど。

怒りの感情もあった

正直な話・・自分だけ言いたいこと言って被害者ぶってんじゃねぇよクソがって思う日も多かった。
だけどそれは自分に返ってくる言葉でもあるので自分個人としては周りに当たったりは絶対しないようにって、そう思えるきっかけにもなった。
喧嘩は妻も望んでいないだろうから言い返すことはしていない。
好きなだけ言っておけばいい。もう二度と会うことはないと思っている。

後悔の念が消えない

ただ、別に今も後悔が消えたわけじゃない。
だけど、「お前が気づかなかったのが悪い」と指摘に対しては・・

無理です。

としか言えない。自分は医者じゃないから。
入院する2日前にも医者に連れて行っていたし、その前にも2回以上通院している。
具体的な解決策としてあれ以上があったのか、今も分からない。

もし自分が病院に行って37度の熱があって、医者に「風邪と胃腸炎ですね」
って言われた後に、「いや死ぬかもしれないからCT、MR等精密検査を依頼します。大病院に転院希望します」
って多分言わない。
家族が同じ状況になったら今回こういうことがあって不安だってことは言うと思うが、最終的には医者の判断を信じるだろう。

「あんなヤブ医者」とか好き勝手言う人もいたけど、助かってたら何も言わなかったんだろうきっと。


確かに自分自身の心情として
「もっとやれることがあったんじゃないか」
「なんで気づかなかったんだ」
「他の病院に連れて行っていれば」
「救急を呼ぶ時間がもう少し早ければ」
「なんであんないきなり病気が進んで行ったんだろう、なんで医者にもっと検査を早めてもらうよう強く言えなかったんだろう」
って今も思うことはある。

でも全部「たられば」の話でしかないし、何かをするための判断力や事前知識が自分には無さ過ぎた。

医者に判断を任せるしかなかった。
無知な人間が医者にあれこれ言って、治療をひっかきまわすようなことだけはしたくなかった。

「いろいろ言ってきた人」に対して、病院側から自分へクレームを入れてきたこともあったから、
なおさらどうすればよかったんだろうって考えている。


おわりに

もっと自分の感情の赴くままに過ごせる時間が欲しい。
夢を見た時には結構な頻度で嫁さんが出て来るんだけど、
むしろ今この現実のほうを夢だと思ってるのか「良かった、夢だったんだ」って言った自分がいる。
完全に受け入れるためにはまだ時間がかかると思う。

当分は仕事してご飯食べて帰って・・
って生活を何も考えずに続けるだけでいい。イレギュラーなイベントとかいらない。
つーか仕事もきついと思うことは多々ある。何でもう普通でしょ?みたいな感じなんだろう。
無理だったら言うしかないんだけどさ

そろそろ元気になった?って言ってくる人もいるけど、表面上そう見えるのか、分からん。
そうふるまっているだけだよ。

そういうこと1つ1つが自分の立ち位置とか現状を改めて認識させてくれるんだけど、
それでも当分そうやって生きていかないといけないんだろうなぁって気持ちになってしまうことが今一番苦しい。

また時間が経ったら変わるんだろうか。分からない。