Take it easy.

えすあいあー



エンジニアが革靴とスーツ(ネクタイも)着用の意味が分からない

こんなこと言ってたら社会人失格だとか言われるのが普通だけど、思うままに書いてみる。

革靴とスーツの意味が分からない。
ネクタイ、お前もだ。


寒いうちはまだ我慢できるんだけど、明らかに正装の必要ないであろう場面にまで着用を強制され、かつ機能性という意味では全く理解できない上に徐々に気温が上がってきた近頃イライラしはじめた。


20歳超えた男性でスーツ着たことない人はほとんどいないと思うのできっと共感してもらえると思う。



一応、自分は正装=スーツという等式に疑問を抱きながらも、場に応じた正装はすべきだとは思ってる。
友人の結婚式とか大事なお客様に会う場合とか。さすがに一応郷に従う。


謎なのは、

  • 内勤だとかお客様に会わない立場の人まで高温多湿のこの国において何故かスーツ革靴ジャケットスタイルを強制されているのか
  • このスタイルで仕事の生産性が落ちているのではないか(実を捨てて名を取る感がある)
  • そもそも日本の正装って和服だろ、スーツ着出したのも明治の西洋化とか戦後からじゃねぇの

等。


でも今回は何が嫌か、着ていてよかったこと等はあるか、そもそも正装とは何だったのかだけ書いてみる。



革靴

  • かたい。靴擦れする。
  • 通気性は悪く足が蒸れる。
  • 無駄に高い。


いいことはない。
嫌だ嫌だと言っても、「ビジネスカジュアル」という会社によって如何様にも取れる言葉のせいで履かざるを得ない。

これの唯一のメリットと言えば、形容詞的表現ではあるけど

パリッ

とした感じになること(但し上下ジャケット込みのスーツスタイル限定)
従って見た目を重視し、かつ少しでも機能性がマシな靴買おうとしたら高くなりがち。

ジャケット

  • 暑い
  • 肩こる
  • ただただ動きにくい
  • これも高い

暑い。個人レベルで頑なにクールビズに逆行して着たがる人は好きにすればいいが、真夏にこれ着てる人は罰ゲームですらなく罰を受けているとしか思えない。
暑さに強い人類へと進化しようとしているのかとか真面目に考えてしまう。
その忍耐力か暑さへの耐性はただただ尊敬せざるを得ない。

肩こる。動きづらい。このジャケットとかいうやつは椅子に座って手を前に伸ばしてキーボードを打つという動きに十分に対応できていない。

仕様がクソとかシステムには言うくせにジャケット着て肩こるわーと言ってるプログラマの矛盾たらない。
洗脳されてるとしか思えない。

すんませんシステムの仕様は再度検討します。

高いのは・・もういいや。

高ぇんだよ!なんで着たくもない服に数万円出さなあかんねん!

とだけ言っておく。

貯金も少なく入社したばかりの学生や、スーツすら自腹の小遣い制のお父さんとかならこの気持ち分かってくれるはず。


ネクタイ


別名、社畜の首輪。

なければないでだらしなく見えてくることもある昨今、自分も上級の社畜にクラスチェンジしたのかと思えてきたのが悲しい。

前かがみになるとだらっと垂れて、洗面所で手洗う時とか邪魔。
なのでタイピンを愛用してるけど、そもそもネクタイ自体付けないほうが合理的な選択。

クールビズの時期になると付けなくていいのでうれしい。


ネクタイ協会なる団体がネクタイの売り上げが落ちることを理由にあれこれ理由つけてクールビズに反対していたのを見て、生理的に嫌悪感が沸いたこともあるためなおさら嫌いになった。


そもそもネクタイって何故つける必要があるのか知ってます?
私は知りません。

他により機能的でお洒落なアイテムがあればネクタイって一瞬で消えるんではなかろうかと思う。


スーツの歴史

そもそもいつから着るようになったものか、調べてみた。


wikipedia:背広

日本では幕末末期〜明治時代以降着られるようになる。その頃のスーツはイギリス製、アメリカ製、フランス製が主流だったが、当時はスリーピース・スーツしかなかったので当時の日本人が着たスーツはいずれもスリーピース・スーツであった。ただし、明治時代の日本では男性の洋装としてはむしろフロックコートが主流で、大半の日本人は和装だった。

幕末末期からだけど大半の日本人は和装だった模様。
あとは戦中~戦後にかけて流行っていったらしい。


スーツの豆知識 スーツの歴史 日本・各国|スーツ マスター/オーダースーツ総合情報

このように日本でのスーツの歴史を紐解く時、文明開化とともに歩んで来た事が良く分かります。そしてその急激なまでの西欧文化への移行が、本来の意味やマナーの浸透の遅れを招き、やがて日本独自のスーツ文化を築きあげることとなったことに起因するのです。
例えば時間帯によって礼服を着替える習慣は日本にはないため、夜の結婚式でもモーニング着用が良く見られますし、フォーマルスーツとして幅広くブラックスーツが認められていますが、実際欧米ではブラックスーツは葬儀用として着用されているなど、日本だけの常識が実は沢山存在するのです。

こことか見て鵜呑みにすると慌てて西洋化する際にとりあえずスーツ着だしてその名残で今も着てるとしか思えないのが悲しい。
もっとマシな理由はないかと思ったけど気力が尽きたので今日はこの辺で。

おわりに

メリットないと思っていたけど、朝時間がない時もコーディネートに頭をほとんど使わなくていいという点があった。

なんだかんだ言って当分着なければいけないので、せめてより機能的なスーツを探してみたいけど、本当は着たくない。
部下やら取引先やら周りに着てる人も多いけど、別に服装で礼儀示さなくていいしそれ着なくて良くなるだけでストレス減るんなら着なくていいとも思う。
汗だくだったりするともう見てらんないし。

働き方改革ってこういう部分も含めてだろと思う今日この頃でした。